依頼者は、職場の男性が既婚者であると知りながら、４年から５年に渡り不貞関係にありました。依頼者と相手の男性は関係をほぼ終了していましたが、相手の男性の携帯電話を男性の配偶者が見たことで不貞関係が発覚し、相手の男性の配偶者から慰謝料として３００万円を請求されたという事案です。

相手の男性の配偶者は弁護士をつけており、請求額も３００万円と高額であったことから、当法人で、不貞慰謝料被請求案件として受任することとなりました。

本件に関し、依頼者は、婚姻関係については相手の男性より既に破綻している旨を聞いていました。
もっとも、依頼者は、「一定金額を支払うことで、早期かつ穏便に解決したい」との意向でしたので、相手方代理人弁護士に対し、下記内容での示談を提案しました。

1. ①求償権の放棄を前提とする場合、５０万円の示談金の支払
2. ②求償権の放棄を前提としない場合、８０万円の示談金の支払

最終的に、相手方代理人との間で上記②の内容で示談が成立し、

• ・慰謝料として８０万円の支払、
• ・第三者への口外を禁止する条項、
• ・清算条項

を定めた合意書を締結することができました。

依頼者は相手方代理人弁護士から損害賠償請求をされたことに強い不安感を覚え、早期解決を望んでおられました。担当弁護士が介入したことで、受任から１か月ほどでのスピード解決を実現でき、大変満足されておりました。