有責配偶者として離婚そのものを争われていたが、離婚することができ、かつ、多額の財産分与額を得ることができた事例
離婚請求
状況 | 離婚 離婚したい |
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離婚の原因 | モラハラ 有責配偶者 |
離婚の争点 | 慰謝料 婚姻費用 財産分与 |
手続きの種類 | 裁判 |
担当事務所 | 福岡法律事務所 |
事案概要
婚姻歴30年ほどの夫婦。当方妻側。夫は単身赴任。休みの際に妻の家に帰っていた模様。
妻は数十年に及ぶモラハラに耐え兼ね、離婚を決意。離婚を申し出た後に引っ越し。
引っ越しをした2週間後に、悩みを夜通し男友達に聞いてもらうために、妻の自宅に泊めてしまう。夫はかなり粘着質。
探偵のような行動をとっており、男友達を自宅に泊めた際の写真がばっちり取られている。
妻は悩みを聞いてもらっていただけで肉体関係はないと主張。
男友達は幼馴染で、乾癬の持病持ちであることから、性的に不能であるという主張をしつつも、裁判所は不貞はあったという心証。また、財産分与額でも争いあり。
弁護士方針・弁護士対応
上記事実関係のため、有責配偶者からの離婚請求という構成になり、不貞時に婚姻関係は破綻していたこと、夫の異常な行動等から離婚請求は信義則に反しないことなどを主張した。
また、財産分与につき、隠し財産があるかと思われたため、調査嘱託を行うという方針に。
結果
調停に代わる審判として、実質的に和解で解決。離婚原因は熾烈に争われたものの、離婚すること前提で解決。
分与額は裁判所の心証から3分の2ほど減額されたものの、クライアントが求めていた早期解決を実現することに成功。
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