10年間離婚できなかった夫婦が、3ヶ月程度で離婚成立した事例
離婚交渉
手続きの種類 | 交渉 |
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担当事務所 | 横浜法律事務所 |
- 結果
- 【依頼前】
相手方が離婚拒否 - 【依頼後・終了時】
解決金約500万円により離婚
- 【依頼前】
事案概要
約10年前から別居状態にあるものの、夫側に有責性があったことや、夫側が高収入で婚姻費用が高額となっていたこと、夫側が住宅ローンを支払う家に妻側が居住していたこと等を理由に、合意による離婚に妻側が応じない状況でした。
そうした中で、夫側が諸事情により無職となり、今後の婚姻費用の支払いも住宅ローンの支払いもできないため、自宅を売却の上で離婚したいというのが夫側の要望でした。
弁護士方針・弁護士対応
婚姻費用減額調停自体は依頼者が既に自身で起こしており、相手方もそれに対応している状況でした。従前の離婚協議では、妻側が離婚には応じない姿勢でした。
そこで、夫側に代理人として介入し、次のように交渉をしました。
・弁護士からの連絡後数カ月間は、なんとか住宅ローンの支払いを継続する
・他方で、その後は経済的に破綻してしまう状況となるので、住宅ローンの支払いは行わない
・別居後から現在までの住宅ローンの支払いによる不動産価値向上分については、本来は夫婦共有財産ではないものの、もし協議により離婚が可能なのであれば、現在売却した場合の売却益を折半とする形で財産分与をしても良い
このような交渉を行ったところ、妻側もこれ以上夫側から金銭的に支払いを受けられるものはないと断念し、離婚前提で協議を行うことができるようになりました。住宅ローンの支払いを停止する期限も設けていたため、早期に協議が進みました。
結果
最終的には、離婚時までの一切の婚姻費用未払金を含み、約500万円という解決金にて協議離婚を成立させることができました。この金額は、不動産の売却益の折半に、未払婚姻費用、若干の解決金を含んだもので、双方が合意できる金額でした。協議を開始してから2,3カ月程度で合意が成立しており、約10年間離婚できなかった夫婦が弁護士の介入によりスピード解決できたという事案です。
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