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別居後の不貞でも慰謝料を獲得できたケース

不貞慰謝料請求訴訟

離婚の原因 不倫・浮気
離婚の争点 慰謝料 慰謝料の請求
手続きの種類 裁判
担当事務所 東京法律事務所

事案概要

依頼者の方は妻で、相手方は夫の不貞相手の女性でした。夫は相手方と2年にもわたり不貞関係にありましたが、一方、依頼者は夫と別居しており、夫と相手方の不貞関係は別居後に開始されていました。この度、不貞相手の女性に慰謝料を請求したいとのことで、ご依頼にいたりました。

弁護士方針・弁護士対応

交渉、その後の民事調停では相手方から納得いく回答が得られなかったことから、訴訟を提起することになりました。もっとも、別居の不貞であったため、別居によっても婚姻関係が破綻していないということを積極的に主張、立証する必要がありました。依頼者とも何度も協議し、別居後でも夫とのLINEのやりとりやお子様との面会交流に関する写真を証拠として提出し、別居後も夫婦間の交流があり夫婦間の婚姻関係は破綻していないことを立証しました。

結果

相手方が不貞については認めていたことから、争点は婚姻関係の破綻と損害額に絞られました。なお、夫が訴訟に証人等の形で参加しなかったことから、専ら夫婦関係に関する証拠は依頼者の証拠のみとなりました。そうしたところ、判決では不貞関係については争いがなかったことからそのまま認められ、夫婦間の婚姻関係も当方の主張、立証が概ね認定され、依頼者の方も納得いく判決内容でした。もっとも、金額的には別居の不貞ということもあり、少ない額の認定でしたが、依頼者としては裁判所を通じ相手方に不貞を認めさせることが主眼であったことから、その希望が叶い、大変満足されておられました。

本ケースでは、婚姻関係の破綻が争点であり、別居という事情は依頼者にとってかなり不利な事情でしたが、粘り強く主張、立証することにより、不利な状況を挽回することができました。本ケースのように、別居後の不貞でも慰謝料請求できるケースはありますので、泣き寝入りせず、まずは弊所にご相談されることをお薦めいたします。

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