相手方が離婚を拒否していた状況で、公平な条件で離婚調停が成立した事案
離婚
離婚の争点 | 慰謝料 慰謝料の減額 婚姻費用 婚姻費用の請求 財産分与 |
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- 結果
- 【依頼前】
婚姻費用の請求 - 【依頼後・終了時】
慰謝料なし
財産分与(自宅の分与)
財産分与(代償金の支払)
- 【依頼前】
事案概要
別居期間2年程度、双方に有責事由なしの夫婦間において、相手方が当方の依頼者に婚姻費用分担調停を求めたことから、当方が離婚調停を申し立てた事案です。
弁護士方針・弁護士対応
相手方は、調停で離婚する意思がないとしてのらりくらりと曖昧な主張を繰り返し、当方の離婚の協議に応じようとしませんでした。しかし、相手方に有責事由はなく、別居期間は2年半であったため、訴訟移行しても離婚判決を得られないおそれがあったことから、調停にて、当方より離婚条件を具体的に示しつつ、粘り強く協議する方針をとりました。
結果
本件の依頼者のように婚姻費用を支払う側は、婚姻費用の支払いが負担となって離婚条件を譲歩せざるを得ないことがあります。しかし、本件では、粘り強く交渉した結果、慰謝料なし、相手方に自宅を財産分与する代わりに、相手方が当方の依頼者に代償金を支払うという公平な内容で離婚調停が成立しました。訴訟移行したり離婚できなかったりした場合、依頼者の婚姻費用の負担も大きくなっていたと考えられる点からも、調停での解決が適切であったといえる事案でした。
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