消滅時効の主張で慰謝料の請求を排斥した事例
不貞慰謝料の減額
離婚の原因 | 不倫・浮気 |
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離婚の争点 | 慰謝料 慰謝料の減額 |
手続きの種類 | 交渉 |
担当事務所 | 神戸法律事務所 |
- 結果
- 【依頼前・初回請求額】
不貞慰謝料:約300万円 - 【依頼後・終了時】
不貞慰謝料:約0円
- 【依頼前・初回請求額】
事案概要
ご依頼者様は、7年前に既婚男性と不貞行為に及んでしまい、その後、既婚男性は不貞が原因で約3年前に離婚してしまいました。
このとき、ご依頼者様へ不貞慰謝料等の請求は来ていませんでした。
しかし、当該不貞相手の既婚男性の離婚から約3年が経つ頃になって、元妻が依頼した弁護士よりご依頼者様宛てに、慰謝料請求の通知が届いたために、今後どのように進めていくべきか不安に思われ、弊所に相談に来られました。
弁護士方針・弁護士対応
担当弁護士は、事実関係を確認し、不貞行為は7年前にあったけれども、それが原因で3年前に離婚した責任を追及してきているのだと考えました。
しかし、不貞相手であったご依頼者様が既婚男性の離婚の責任まで負う必要はなく、請求内容が不合理であると考え、不貞行為終了時から時効の起算点が開始されることを確認し、消滅時効の主張をすることとしました。
記録として残すために、消滅時効を援用する通知を元妻の弁護士宛てに内容証明郵便にて送付したところ、そこから一切の請求が来なくなりました。
結果
最終的には、消滅時効の援用により、相手方からの請求は一切なくなり、ご依頼者様は慰謝料を支払うことなく、事件終了することができました。
ご依頼者様も、いきなり弁護士からの通知が来て、今更300万円も支払わないといけないのかとひどく不安に感じておられましたが、担当弁護士が適切に相手方に反論等することであっさりと解決に至ることができ、非常にご満足いただけた事案でした。