別居した妻との間で膠着しかかった話し合いをリードし、標準的な養育費と財産分与の条件で離婚した事例
離婚の成立
状況 | 離婚 |
---|---|
離婚の原因 | その他 |
離婚の争点 | 財産分与 養育費 |
手続きの種類 | 交渉 |
担当事務所 | 東京法律事務所 |
- 結果
- 【依頼前・初回請求】相手方は離婚意思不明
- 【依頼後・終了時】標準的な条件で離婚
事案概要
ある日妻が別居し実家に戻ったが、理由がわからない。別居直前に口論はあったものの、別居につながるほどの大きなものではなかった。別居に関する妻の気持ちがわからず、また、離婚を考えているのかどうかも分からない。これらのことを妻に確認するとともに、場合によっては離婚もやむを得ないと考えているので、交渉をお願いしたい。
弁護士方針・弁護士対応
まず、妻が別居に至った理由を確認した。妻としては、依頼者が威圧的であったというようなことをその理由に挙げていたが、依頼者は、威圧的というよりも、話し合いの中で妻に対して意見を述べたことが威圧的ととらえられてしまっているというのが実情であった。何度か双方代理人間で妻が別居した理由となる事実について意見交換をし、依頼者としても問題がある言動については反省と改善をすると述べた。しかし、結局のところ、妻は依頼者のことを責める割には離婚ともはっきり言わなかったが、復縁についても積極的ではなかった。総合的に妻の態度を解釈すると、離婚したいという内心としか思えなかった。当方としては、この内心を指摘し、話を離婚の方向へ導いた。
結果
妻は、離婚に同意し、条件調整をした。離婚条件は、養育費も財産分与も標準的なものとなり、離婚が成立した。
相手方が離婚とも言わず、かといって復縁とも言わないという態度を続けたため、話し合いが膠着しかかったが、当方が積極的に方向性をリードしたことが功を奏して、中途半端に別居を継続するということなく、離婚という形で夫婦関係を整理することができた。
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