入院中の相手方に対する依頼者の貢献を主張し、特有財産の分与を受けることができた事例
離婚及び慰謝料的財産分与の請求に関する交渉
状況 | 離婚 |
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離婚の原因 | DV |
離婚の争点 | 財産分与 |
手続きの種類 | 交渉 |
担当事務所 | 名古屋法律事務所 |
事件概要
依頼者が、相手方からのDVに耐える生活を送っていたところ、相手方が入院したことを機に、相手方の症状が改善し、退院の目途がついた段階で、離婚を切り出したとのことでした。
依頼者は、離婚に向けた財産分与請求のために弁護士の介入を希望され、弊所にご相談に来られました。
弁護士方針・弁護士対応
依頼者が財産分与として求めていた財産は、相手方が相続によって取得した、相手方の特有財産でした。つまり、通常は財産分与の対象とはならないところ、交渉を試みるほかない事案でした。
そこでまず、担当弁護士は、相手方に当該財産の分与について提案し、反応を見ることとしました。そして、もし相手方が難色を示した場合には、離婚を優先するか、金銭面を優先するか、依頼者にご意向を伺ったうえで、その後の方針を検討することとしました。
依頼者には、長年にわたって相手方の入院中の様子を看る等の貢献があったため、その点を強調する方向で、相手方との交渉を進めました。
結果
交渉の結果、依頼者の貢献について相手方の合意を得ることができたため、依頼者が希望する特有財産の一部を取得して離婚する内容で示談が成立しました。
本件は、相手方が入院中ではあったものの、対面で交渉を行い、合意書の内容や今後についてしっかりと説明できたことが、解決に至る大きなポイントになったと思われます。
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